2006年04月12日

朝日新聞VS毎日新聞“盤外名人戦”

朝日新聞VS毎日新聞 “盤外名人戦”

 将棋の第64期名人戦七番勝負第1局が始まった11日、名人戦の主催が毎日新聞社から朝日新聞社に移る動きがあることが明らかになった。毎日新聞が創設した名人戦は、これまでも約30年単位で主催社が入れ替わっており、盤上とともに“盤外名人戦”の行方も気になる。日本将棋連盟は12日、棋士会を開き、理事会側が棋士に経過説明する。

≪赤字抱える将棋連盟…読売新聞にも影響?≫

 関係者の話を総合すると、きっかけは3月中旬、朝日側が「名人戦を主催したい」と米長邦雄・連盟会長に申し入れたことのようだ。連盟側は申し入れを大筋で了承したもようで、毎日側に「次期名人戦の契約は白紙」と伝えたという。連盟は多額の赤字を抱えており、名人戦の契約金をめぐる事情が背景にあるとの指摘もある。朝日側に名人戦が移ると、棋界最高賞金を謳っている竜王戦主催の読売新聞社にも影響を与えそうだ。

 名人戦は昭和10年に創設。最初は毎日新聞(当時は東京日日新聞・大阪毎日新聞)が主催したが、契約金値上げをめぐって連盟側と対立、第9期(25年)から朝日新聞に移った。昭和50年には囲碁名人戦が読売新聞から朝日新聞に移ったことをきっかけに将棋の名人戦についても、連盟と朝日間で契約金をめぐって紛糾。棋士の間でも、朝日を押す実力制第4代名人の升田幸三派と、毎日を押す15世名人の大山康晴派に割れ、棋士総会で毎日に決まった。第36期(53年)から現在まで「名人戦といえば毎日」といわれるほど定着している。

 毎日新聞社社長室は「名人戦は日本将棋連盟と毎日新聞社が協力して主催し、育ててきた棋戦であり、この関係は今後も継続すると理解している」とコメント。一方、朝日新聞社広報部は「日本将棋連盟理事会の諮問機関である経営諮問委員会から名人戦の話をもらい、すでに考え方を理事会に伝えている。主催させてもらえるなら、より一層、普及・振興に力を入れていきたい」としている。

04/12 09:39
posted by 爲藏 at 09:39| Comment(0) | TrackBack(1) | 報道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

NHKまた不祥事 43歳のチーフプロデューサー カラ出張1762万円受領

NHKまた不祥事 43歳のチーフプロデューサー カラ出張1762万円受領

 NHKの報道局スポーツ報道センターの大下哲史チーフプロデューサー(43)が、五年以上にわたってカラ出張を約二百四十回繰り返し、約千七百万円以上を不正に受け取っていたとして、NHKは十一日、大下プロデューサーを懲戒免職処分にしたと発表した。放送総局長ら上司十二人についても懲戒処分とした。大下プロデューサーは全額を弁済しているが、NHKは近く警察に届ける方針。

 NHKによると、大下プロデューサーは札幌放送局とスポーツ報道センターでスポーツ中継などに携わっていた平成十三年一月から今年四月にかけ、架空の出張申請を行う手口で出張旅費を不正に受け取った。カラ出張は二百四十二回にのぼり、不正受領額は総額千七百六十二万円。

 NHKでは十六年に職員のカラ出張が発覚して以来、ホテルや航空券購入の領収書提出を義務づけるなどしていた。しかし、大下プロデューサーは日帰り出張を装ったり、購入した航空券をキャンセルするなどの手口でチェックをかいくぐっていた。NHKの内部調査に対し大下プロデューサーは「飲食費や服飾費でクレジットカードの支払いがかさんだ」などと話しているという。

 橋本元一会長は「視聴者の信頼を再び損なう行為が明らかになったことは痛恨の極み。外部の専門家らによる緊急業務調査など、不正の根絶に向けた対策をとり、信頼回復に取り組みたい」とのコメントを発表した。
posted by 爲藏 at 05:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 報道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月03日

「別の女性にも乱暴」集団強姦容疑 RKB元記者、余罪数件供述

「別の女性にも乱暴」 集団強姦容疑 RKB元記者、余罪数件供述

 女子高校生に乱暴したとして、集団強姦(ごうかん)やわいせつ目的誘拐などの容疑で福岡県警に逮捕されたRKB毎日放送(福岡市)の元記者、北村浩之容疑者(29)=懲戒解雇=が、調べに「別の女性にも乱暴した」と数件の余罪を供述していることが三日、分かった。

 県警は北村容疑者が携帯電話の出会い系サイトで知り合った女性を誘い出し、同様に暴行を繰り返していた可能性があるとみて、裏付けを急いでいる。

 調べでは、北村容疑者はガソリンスタンド従業員、田島敏男容疑者(39)=同県大野城市=と共謀し、昨年十一月十五日夜、出会い系サイトで知り合った山口県下関市の当時高校二年の少女(17)を、JR博多駅から車で福岡県大野城市のホテルに連れ込み監禁。「叫んだら埋めるぞ」などと脅して暴行した疑い。
posted by 爲藏 at 15:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 報道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月02日

女子高生集団暴行でRKB記者ら逮捕 福岡県警

女子高生集団暴行でRKB記者ら逮捕 福岡県警

 女子高校生に暴行を加えたとして、福岡県警筑紫野署は2日、集団強姦(ごうかん)などの疑いで福岡市西区生の松原、RKB毎日放送記者、北村浩之(29)と、福岡県大野城市大城の会社員、田島敏男(39)の両容疑者を逮捕した。

 調べによると、北村容疑者らは昨年11月15日午後7時半ごろ、同県大野城市内のホテルで、山口県下関市の女子高校生(17)を「叫んだら山に埋めるぞ」などと脅し、暴行した疑い。

 RKB毎日放送は福岡市にある東京放送(TBS)の系列局。北村容疑者はスポーツを担当していたという。

 集団強姦罪は昨年1月に新設された。法定刑は4年以上の有期懲役となっている。

■RKB毎日放送の話 「事実とすれば許し難い犯罪で、誠に申し訳ない。事実関係を確認したうえで、厳正に処分したい」

04/02 11:43
posted by 爲藏 at 11:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 報道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月28日

朝日新聞社長の長男、大麻所持の現行犯で逮捕

朝日新聞社長の長男、大麻所持の現行犯で逮捕

 朝日新聞社の秋山耿太郎社長(61)の長男で、自称フリーのテレビディレクター、秋山竜太容疑者(35)(東京都目黒区下目黒4)が、警視庁渋谷署に大麻取締法違反(所持)の現行犯で逮捕されていたことが、28日わかった。

 調べによると、秋山容疑者は今月10日午後11時過ぎ、東京都渋谷区の路上で、ジャンパーのポケットに乾燥大麻約1グラムを所持していた。渋谷署員から職務質問を受けて発覚した。調べに対し、秋山容疑者は「自分で(大麻を)使うために持っていた」などと容疑を認めているという。

 秋山耿太郎・朝日新聞社長のコメント「息子の愚かな行為に驚いております。本人がきちんと責任を負い、法に従い、罪を償ってほしいと思います」


別の薬物事件で執行猶予中 朝日新聞社長の長男

 大麻所持の現行犯で逮捕された秋山耿太郎・朝日新聞社長の長男竜太容疑者(35)は以前に薬物事件で有罪判決を受け、執行猶予中だったことが28日、分かった。東京地検は同日、大麻取締法違反などの罪で起訴した。


執行猶予中に逮捕の朝日社長長男、麻薬使用も

 朝日新聞社の秋山耿太郎(こうたろう)社長の長男が、薬物事件で有罪判決を受け、執行猶予中に大麻を所持していたとして、大麻取締法違反の現行犯で警視庁渋谷署に逮捕されていたことが28日、分かった。合成麻薬MDMAを使っていたことも分かり、東京地検は同日、大麻取締法違反と麻薬取締法違反(使用)の両罪で起訴した。

 逮捕、起訴されたのは、自称フリーテレビディレクターの秋山竜太容疑者(38)=東京都目黒区。10日午後10時半ごろ、東京都渋谷区渋谷の路上で警察官に職務質問された際、ジャンパーのポケットに袋に入った乾燥大麻約1グラムを所持し、「自分が使うために持っていた」と容疑を認めたため、現行犯逮捕された。

 その後の捜査でMDMA1錠の服用も判明。MDMAは8日ごろ、渋谷で外国人から購入したという。

 秋山社長は朝日新聞社を通じて、「息子の愚かな行為に驚いております。本人がきちんと責任を負い、法に従い、罪を償ってほしいと思います」とのコメントを発表した。
posted by 爲藏 at 22:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 報道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月23日

幼稚園児殺害 朝日新聞の特落ちに疑問

幼稚園児殺害 朝日新聞の特落ちに疑問

【俵孝太郎の辻斬り説法】

2006年2月23日

 新聞記者にとって最大の屈辱は特落ちを食うことだ。特落ちとは特ダネの逆。特ダネが他社が知らないニュースをスクープすることだが、特落ちは他社はみな書いている事実を落とす、つまり紙面に載せられなかったことを指す。

 その特落ちを「朝日新聞」がやらかした。滋賀県長浜市で幼稚園児の母親が、自分の娘のクラスメート2人を、娘も乗る集団通園のマイカーの中でめった刺しにして路傍に捨てた、例の事件に関してだ。

 新聞には多数の版があるから、全部が全部とは断定できないが、少なくとも都内の最終版配達地域に住む筆者の見た限り、他社はいずれも犯人は「中国人、あるいは中国籍の鄭永善」と書いていた。ところが「朝日」だけは「中国出身の谷口充恵」だった。

 NHKも犯人逮捕の直後は「谷口」だったがすぐ「鄭」に直した。夕刊の最終版締め切りはそれより遅い。「朝日」のデスクや整理者は、きっと自社の記者を信頼して、NHKがどう伝えているかなど、気にもしなかったのだろう。だが不幸なことに、部下は取材力に徹底的に欠けていた。おかげで「朝日」は、特落ちの醜態をさらす羽目になった。

 しかしこれは特落ちではなかったのかもしれない。日ごろ中国べったりで、真偽も定かでない「日帝」の「暴虐」を糾弾してやまない「朝日」のことだ。隣人の子2人をそれぞれ刺し身包丁で20回も刺して惨殺するような凶悪な犯罪を中国人女性がやるはずがない、中国生まれの日本人の犯行に違いない、と全社的に思い込んだのかもしれない。

 中国人凶悪犯罪の多発で日本に反中国感情が募っていることに神経をとがらせる中国に迎合して、事実を隠そうとしたのかもしれない。仮にそうなら、これは単純な特落ち以上の構造的な大醜態だ。【俵孝太郎】
posted by 爲藏 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 報道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月03日

朝日社説「言論封じ」こそ控えては

■【主張】朝日社説 「言論封じ」こそ控えては

 寛仁さまが月刊誌などで皇位継承について発言されていることに対し、朝日新聞は二日付で「発言はもう控えては」という社説を掲載した。同じ言論機関として、違和感を覚える社説だ。

 寛仁さまは、皇位が男系で維持されてきたことを強調し、政府の「皇室典範に関する有識者会議」が一年足らずの議論で女系容認の結論を出したことを「拙速」と批判されている。また、男系維持のため、元皇族の皇籍復帰や養子制度導入などを提案された。

 朝日は「一連の寛仁さまの発言は、皇族として守るべき一線を超えているように思う」とした上で、「天皇は日本国民統合の象徴だ。国民の意見が分かれている問題では、一方にくみする発言は控えた方がいい。これは皇族も同じである」「そろそろ発言を控えてはいかがだろうか」と書いている。

 寛仁さまの発言を批判することは言論の自由の範囲内であるが、その発言を封じようとする社説は、言論・報道機関として、守るべき一線を越えているように思われる。

 皇位継承問題に限らず、靖国、歴史認識問題など多くのテーマで、産経と朝日は対立しているが、もし、朝日の言論が封殺されるような事態が起きれば、言論の自由を守る立場から、産経は朝日を徹底して擁護するだろう。現に過去に起きた朝日へのテロ行為に対しても、この立場を貫いてきた。

 朝日は、寛仁さまの発言の趣旨について「戦後に皇籍を離れた元皇族を復帰させるなどして男系維持を図るべきだ」などとしている。

 しかし、寛仁さまが言わんとしていることは、安易に女系を認める前に、いろいろな選択肢があり、あらゆる手を尽くすべきだという趣旨だ。それでも男系維持が難しければ「女帝・女系の議論に入っていけばいい」「最終的には皆さんのご判断を待つ」(雑誌『正論』三月号)とも言っている。

 「国民的な議論が不十分だ」という寛仁さまの発言全体の趣旨を正しくとらえてほしかった。

 今国会での皇室典範の拙速な改正に反対する国会議員の署名は、百七十三人に達した。皇位継承問題は、寛仁さまが指摘するように、政治を超えた日本の歴史と伝統文化の問題である。結論を急ぐべきではない。
posted by 爲藏 at 05:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 報道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月22日

テレビ朝日のディレクター逮捕 無免許運転、事故起こす

テレビ朝日のディレクター逮捕 無免許運転、事故起こす

 テレビ朝日の討論番組「サンデープロジェクト」の契約ディレクターが無免許運転で事故を起こし、警視庁荏原署に業務上過失傷害と道交法違反(無免許)の現行犯で逮捕されたことが22日、分かった。テレビ朝日側は事故後、ディレクターとの契約を解除した。

 同署の調べによると、逮捕されたのは、光武計幸容疑者(40)=東京都品川区荏原。21日午前1時ごろ、無免許で車を運転し、品川区西中延の交差点を右折した際、直進してきた男性(32)のミニバイクと衝突して男性に1カ月のけがを負わせた疑い。

 光武容疑者は1997年、青年海外協力隊で国外に滞在していた間に運転免許を失効。帰国後は無免許のままだった。

 テレビ朝日子会社のテレビ朝日映像と契約し、サンデープロジェクトのディレクターを担当していた。

 テレビ朝日は「業務外とはいえ、報道番組に携わる者がこのような事故を起こし、誠に遺憾だ」としている。

12/22 21:42
posted by 爲藏 at 21:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 報道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月15日

「誤報」広告掲載を拒否 朝日新聞、週刊新潮に抗議

「誤報」広告掲載を拒否 朝日新聞、週刊新潮に抗議

2005年12月15日 (木) 15:39

 十五日発売の週刊新潮に「朝日『1面スクープ』は誤報だらけ! 『愛子さま』『義務教育費』『普天間』みーんな間違いでした」と題する記事が掲載され、朝日新聞は同日付朝刊で週刊新潮に謝罪と訂正を求め、広告を掲載しなかったことを報じる記事を掲載した。

 週刊新潮が誤報とした記事は、皇室典範に関する有識者会議の最終報告内容をめぐる「皇位『第1子優先』適用 愛子さまの次世代から」▽教職員給与の義務教育費国庫負担金をめぐる「国庫負担、中学分廃止へ」▽米軍普天間基地移設問題をめぐる「米、『沿岸案』拒否へ」−の見出しの記事。いずれも結果は、記事と異なる推移となった。

 朝日新聞社広報部は「記事は途中経過が詳細に公表されていない協議・交渉内容をその時点において十分な取材をもとに報じているもので、それらの記事を『誤報』『間違い』と断じる見出しは事実と異なる」としている。

 週刊新潮編集部は「三つの“スクープ”が結果的に誤報であることは誰の目にも明らかだ。それを『誤報ではない』と強弁し、広告掲載さえも拒否すること自体が、朝日のおごれる体質と今日の凋落(ちょうらく)ぶりを象徴している」とコメントした。
posted by 爲藏 at 15:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 報道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月15日

宮内庁の取材自粛要請無視、NHKが御所上空から中継

宮内庁の取材自粛要請無視、NHKが御所上空から中継

 宮内庁は15日、NHKが放送した紀宮さまの御所出発の生中継が、同庁の取材自粛要請を無視したものだとして、二人の記者会見にNHK記者が出席を遠慮するよう申し入れた。事実上の出席拒否で、要請に従ってNHK記者は出席しなかった。

 同庁などによると、NHKは同日午前10時ごろ、紀宮さまが御所を出て車に乗り込み、同庁職員らの見送りを受ける場面を上空のヘリから生中継で放送した。

 同庁は御所を出発する場面の取材自粛を宮内記者会に求めており、「一定のルールが守られなかった。慶事における気分の問題で、出席を遠慮していただいた」と説明した。

 会見は、NHK記者を除く宮内記者会加盟18社、日本雑誌協会や外国特派員協会の代表が出席して行われた。

 NHK経営広報部の話「警視庁が設定した飛行自粛要請区域の外側からの取材は可能だと判断した。宮内庁の自粛要請に沿わない形になり、関係者の方々にご迷惑をおかけしました」

2005年11月15日22時57分
posted by 爲藏 at 22:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 報道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月05日

放火未遂でNHK記者逮捕 大津市の事件認める

放火未遂でNHK記者逮捕 大津市の事件認める

 大津市で4―5月に相次いだ11件の連続放火事件を捜査していた滋賀県警と大阪府警の合同捜査本部は5日、大阪府岸和田市の建築現場で6月にあった放火未遂容疑で、NHK大津放送局の記者、笠松裕史(かさまつ・ひろふみ)容疑者(24)=岸和田市、休職中=を逮捕した。

 笠松容疑者は容疑を認め「大津市内の火事も自分がやった」と連続放火を自供。動機について「いろいろ悩んでいた」と供述しているという。捜査本部は同日までに、岸和田市の実家のほか、勤務先の大津放送局を家宅捜索した。

 秋山秀樹(あきやま・ひでき)大津放送局長は謝罪の記者会見を開き、「極めて遺憾で、心からおわびする」との橋本元一(はしもと・げんいち)NHK会長の談話を発表した。橋本会長は6日の番組に出演、あらためて視聴者に謝罪する。

 調べでは、笠松容疑者は休暇中の6月5日午前1時ごろ、岸和田市磯上町の建築現場で、段ボール箱に火を付け、家屋を焼損しようとした疑い。

 笠松容疑者は、連続放火事件があった後に病気を理由に岸和田市の実家に帰って一時入院しており、捜査員が実家付近を警戒中だった。

 捜査本部によると、連続放火は4月23日から5月15日にかけ、JR大津駅東側の半径約250メートルの範囲で11件発生。うち15日未明には民家1軒を全焼したが、いずれもけが人はなかった。

 NHKによると、全焼の火災では、笠松容疑者が警察の覚知よりも早く、大津放送局の当直の記者に発生を連絡。ほかの1件では発見者のうちで最も早く通報していた。

 捜査本部は当初から放火とみて捜査。笠松容疑者は全焼した民家の向かいのアパートに住んでおり、出火直後、住民が笠松容疑者によく似た人物を目撃していた。

 笠松容疑者は2004年4月、NHKに入局。5月に大津放送局に配属され、事件当時は警察・司法記者として事件や事故の取材に当たっていた。携帯電話に出火直後の火災の様子を撮影した画像が残っていたという。



 「心からおわび申し上げます」。放火未遂容疑で記者、笠松裕史(かさまつ・ひろふみ)容疑者(24)が逮捕された大津市のNHK大津放送局。一歩間違えば人命を奪いかねない犯行の発覚に、5日夜、緊急会見した局幹部らは、苦渋の表情を浮かべた。

 午後8時に始まった会見の冒頭、同放送局の秋山秀樹(あきやま・ひでき)局長が用意したNHK会長コメントを読み上げ、深々と頭を下げ謝罪。「報道に携わる者として遺憾だ」と悔しさをにじませた。

 連続不審火を自ら報道したのではないか、という"自作自演"を疑う質問に対し、本人から「火事があって今取材している」との電話があったことは認めた。しかし、実際に取材したのは別の記者で「笠松容疑者は取材にかかわっていない」と釈明。自作自演による報道はなかったことを強調した。

 また「悩んでいた」と笠松容疑者が供述したとされるだけに、新人記者の教育にも質問が集中。「度が過ぎることはなかった」などと述べる一方で「指導に全く誤りはなかったとはいえず、反省している」と話した。

 詰め掛けた報道陣は約50人。笠松容疑者の経歴や勤務状況などについて矢継ぎ早に質問が飛ぶと、秋山局長は時折、目をつぶったり、考え込むようなしぐさも。約一時間にわたる会見の間、言葉を選びながら、慎重な受け答えを重ねた。



 「災害報道がしたい」。放火未遂容疑で逮捕されたNHK記者、笠松裕史(かさまつ・ひろふみ)容疑者(24)は夢を語っていた。「自分の記事が放送されるとうれしい」と、意欲的に話題ものや事件の現場に向かうフットワークの軽い記者だった。

 同僚らによると、笠松容疑者は大分県の私大を卒業し、昨年4月、NHKに入局。同年7月ごろから大津放送局で警察担当になった。当初は、カラオケでも盛り上げ役。出身地・岸和田のだんじり祭りが大好きで、同僚は「心が優しくお調子者」と評した。

 だが、その明るい性格も、連続放火が相次いだ今年春ごろから陰を見せる。仕事上のミスで上司や先輩にしかられることも。「胃が痛い。酒の量も増えてきたし眠れない」と、記者仲間らに愚痴をこぼし始めた。

 ある県警幹部によると、5月、任意で事情聴取を受けた際は、愚痴を一方的にまくしたてただけ。聴取は8時間に及んだが、容疑は否認。以後、大津市内の放火事件はパッタリとなくなり、しばらくして「体調が悪い。検査入院する」と、突如姿を見せなくなった。

11/05 23:50
posted by 爲藏 at 23:50| Comment(0) | TrackBack(1) | 報道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月01日

NHK番組改変報道 朝日、取材不足認める訂正・謝罪はせず

NHK番組改変報道 朝日、取材不足認める 訂正・謝罪はせず

 朝日新聞がNHKの番組が政治圧力で改変させられたと報じた問題で、同紙の秋山耿太郎社長は三十日、記者会見し、取材の不十分さを指摘した有識者による調査委員会の見解を受けて、「反省する」と述べた。しかし、「妥当性は認められた」として記事は訂正せず、これを最終判断とする方針を示した。一方、月刊誌に社内資料が流出した問題では「信頼を損ねた」として、秋山社長の報酬50%の三カ月間返上、吉田慎一常務の編集担当東京本社編集局長の職を解き、横井正彦東京社会部長を更迭するなどの処分を発表した。

 改変問題では、圧力をかけたとされる中川昭一衆院議員が「放送前日に面会していない」と否定。安倍晋三衆院議員も「呼び出していない」と反論している。

 これに対し、外部の有識者四人からなる「NHK報道」委員会の見解は、NHK幹部や両議員の応対について、朝日記者とのやりとりから、「放送前日に面会したとの認識を持ち、呼び出しも否定しなかった」と判断。その上で「(政治圧力が)真実と信じた相当の理由はあった。政治家の言動が番組内容に少なからず影響を与えたとする記事は、読者の理解を得られよう」と妥当性を認めた。

 また、取材の際の無断録音についても、一般論として「公人やそれに準じる人物の取材においては例外的にありうる」と手法を認めた。

 しかし、いつ、どんな方法で呼びだされたのかなど、呼び出しの有無に関する細部の裏付けがなされておらず、「詰めに甘さが残り、取材が十分であったとはいえない」と指摘した。

 ただ、委員会自体も、同紙が提供しないことを理由に、記事の根拠となる録音記録や一次メモを確認しておらず、委員の長谷部恭男東大大学院教授は「何が実態的な真実なのかはわからない」と説明するにとどまった。

 秋山社長はこの見解をもとに、「(記事に)不確実な情報が含まれてしまったことを深く反省する」としたが、記事の妥当性は認められたとして、訂正も謝罪もしないと結論づけた。

 NHK側が公表を求めていた録音記録の有無については、今回も明らかにしなかった。

 一方、資料流出問題について秋山社長は、一月中旬までに作成された内容だったことを明らかにしたが、流出経路や関与した人物の特定はできなかったとした。

【NHK番組改変問題】 朝日新聞が今年1月12日付朝刊で、慰安婦問題などを扱ったNHKの番組「ETV2001」(平成13年1月30日放送)が安倍晋三、中川昭一両衆院議員の圧力で改変されたと報道。NHKと両議員に否定され、朝日は1月18日付朝刊で取材経緯などを詳報。これに対し、NHKの松尾武・元放送総局長が会見して政治的圧力を否定するなど、NHKと朝日などの間で質問状がやり取りされ、主張の応酬が繰り返された。

 朝日は7月25日付朝刊で2ページにわたる検証記事を掲載。「番組改変の構図が明確になった」としながらも、「真相に十分迫りきれていない」と総括した。8月には月刊誌が朝日記者と松尾元放送総局長らとの詳細なやり取りを掲載。朝日は社内資料流出を確認し、両議員らに謝罪した。

 NHKの番組はNGO主催の模擬裁判「日本軍性奴隷制を裁く『女性国際戦犯法廷』」を取り上げたもの。
posted by 爲藏 at 05:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 報道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月07日

朝日・箱島相談役、新聞協会会長辞任へ

朝日・箱島相談役、新聞協会会長辞任へ

日本新聞協会会長辞任を発表する朝日新聞社の箱島信一相談役 前朝日新聞社長の箱島信一取締役相談役(67)は7日、日本新聞協会会長を辞任すると発表した。衆院選の報道で、朝日新聞がねつ造した取材メモをもとに虚偽の記事を掲載したことについて、「ジャーナリズム全体の信頼と名誉を傷つけるもので、深く陳謝する」と、辞任の理由を語った。

 箱島氏は7日午後、東京・内幸町の日本新聞協会で会見。同日開かれた同協会の運営委員会と理事会に辞任の意向を伝え、了承されたことを明らかにした。同協会によると、協会長が不祥事を理由に任期(2年)途中で辞任するのは初めて。後任は決まっていない。

 箱島氏の辞任の時期については、来月18〜19日に神戸で開かれる新聞大会後になる見通しで、会長辞任と同時に、朝日新聞の取締役も退任する方針。相談役は留任する予定だ。

 今回の不祥事について、箱島氏は「偶発的に起こったとは考えていない。組織に体質的、構造的な問題があるのでは」と話した。

 朝日新聞は8月29日、田中康夫・長野県知事らによる新党結成をめぐる報道で、長野総局の記者が田中知事に取材していないのに取材したかのようなメモをねつ造し、これをもとにした虚偽の記事を2回掲載したと発表。記者を懲戒解雇、東京本社編集局長を更迭するなど7人を処分した。

 箱島氏は1962年、朝日新聞に入社。99年2月から今年6月まで社長を務めた。新聞協会会長には03年6月に就任、今年6月に再選された。

2005年9月7日22時8分
posted by 爲藏 at 22:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 報道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月30日

朝日新聞が虚偽報道 新党結成、田中知事発言事実なし

朝日新聞が虚偽報道 新党結成、田中知事発言事実なし 記者を懲戒解雇

 朝日新聞社は二十九日、臨時取締役会を開き、総選挙における新党結成の報道をめぐり、事実関係を偽った取材メモに基づいて虚偽の内容を報道したとして、同社長野総局の県政担当記者(28)を同日付で懲戒解雇処分とした。また、木村伊量(ただかず)東京本社編集局長と金本裕司長野総局長を減給・更迭とするなどの処分を発令した。

 同社広報部によると、虚偽報道にあたるのは、第二新党結成をめぐり亀井静香元自民党政調会長と田中康夫長野県知事が十三日に会談したという内容を報じたもの。「『第2新党』が浮上」(二十一日付朝刊二面)、「郵便局守れだけでは」(二十二日付朝刊三面)との見出しを掲げた両記事で、この記者が作成した虚偽メモが活用された。同社では二十一日付朝刊で、実際は都内で行われた会談を「長野県内で」と誤報。さらに、田中知事の亀井氏に対するやりとりとして、「いろいろ大変かもしれないけど、郵便局を守れっていうだけでは選挙に負けますよ」などと事実無根の内容を掲載した。

 この記者は平成十三年四月に入社し、静岡支局(現静岡総局)を経て昨年四月から長野総局に勤務。今年四月から県行政の報道を担当していた。同社の社内調査に対し、「(虚偽メモを)書いたこと自体悔やまれる」と説明。動機について「『田中知事からこれぐらい聞けるんだ』というのを総局長に見せたかったのかもしれない。功名心だったかもしれない」などと説明しているという。

 同社では亀井、田中両氏に謝罪。虚偽取材に基づく記事計五カ所を削除することを明らかにするとともに、三十日付紙面で「おわび」や問題の詳細を掲載し、再発防止へ向けて社内に特別チームを発足させる。

 吉田慎一・朝日新聞社常務(編集担当)の話「実際の取材をせずに、あたかも取材をしたかのような報告メモをつくり、それが記事になるという、朝日新聞の信頼を揺るがす極めて深刻な事態が起きた。記者倫理に反する決してあってはならないことであり、責任を感じている。深くおわびする」

  ◇

■続く不祥事揺らぐ信頼性

 NHKの番組改変をめぐる問題、月刊誌への社内資料の流出などで揺れる朝日新聞に二十九日、新たな衝撃が走った。長野総局記者による事実のない取材メモに基づいた虚偽報道問題。今回は、「捏造(ねつぞう)」という報道の根幹にかかわる不祥事だけに、同社の報道の信頼性が大きく揺らいでいる。

 朝日新聞をめぐっては平成元年、カメラマンが沖縄・西表島のサンゴを傷つけ、記事と写真を捏造。同社は紙面審議会を立ち上げるなど再発防止に取り組んできたが、その後も他紙の記事の無断引用や、無断録音したやり取りの流出など記者倫理に反する不祥事が続いている。また、今年に入っても、NHKの番組改変問題、最近では月刊誌への社内資料流出も明らかになっていた。

 今回の虚偽報道が発覚した端緒は、田中康夫長野県知事の二十三日の定例会見だった。

 「朝日新聞の方に不快感を表明させていただきたい」。田中氏は突然こう切り出し、「亀井静香前衆院議員と会ったのは東京都内で、(記事に書かれた)長野県内ではありません。この件で、朝日新聞記者の確認取材は一切受けていない」と指摘。この会見に出席していた朝日新聞の同僚記者は「朝日新聞としてきちんと取材してますが…」と反論したという。

 この指摘について、同僚記者は長野総局に報告していなかった。しかし、長野県側が二十五日になって、朝日新聞の県政担当キャップに電話をかけ、文書での回答を求めたため、総局は問題を初めて把握したという。

 朝日新聞は処分について、二十九日午後九時半ごろ、報道各社に文書をファクス送信する形で発表。東京本社には報道陣が詰め掛けたが、同社の柘一郎広報宣伝本部長は「記者会見の予定はありません」と繰り返すだけで、ショックの大きさをうかがわせた。
posted by 爲藏 at 05:00| Comment(0) | TrackBack(1) | 報道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年01月27日

「創価学会」に乗っ取られたNHK「義経」

「創価学会」に乗っ取られたNHK「義経」

滝沢秀明も、上戸彩も、石原さとみも、み〜んな学会員だった!

 たとえ他愛ない偶然でも、三度も重なれば笑い事ではあるまい。正月にスタートしたばかりの大河ドラマ「義経」の配役を巡り、目下、奇妙な「偶然」が囁かれているという。実は、主役の源義経役の滝沢秀明(二十二を始め、静御前など主要な役者三人が揃って創価学会員だったのだ。増殖する芸能界の創価学会人脹。その陰に透ける「選挙戦略」とは。

 二千四年十二月九日──。

 この日、一カ月に一度、開かれる創価学会の「本部幹部会」会場に集った約千人の幹部会員たちは、壇上から檄を飛ばす池田名誉会長のスピーチの途中、ある発言に驚き、思わず小さくどよめいてしまったのだという。

「全然知らなかったので、ビックリしました」

 と、当日の本部幹部会の様子を振り返るのは、出席していた幹部である。

「唐突に、えー、『義経』に出ることになっている滝沢秀明、上戸彩、石原さとみは創価学会のファミリーです。みなで『義経』を見て、応援しよう″なんて、おっしゃったのですから・・・・。少し前に創価高校に在学していることが報道されてける石原さとみちゃんのことはともかく、ジャニーズ事務所のタッキーと上戸彩さんが学会員だったとは、多分、ほとんどの人が知らなかったはず。それで、会場がザワザワとしたわけです」

 池田名誉会長がいかなる思惑を持って、多数の幹部にこの情報を聞かせたのかは定かではないが、少なくともこの発言は、その後、公式に創価学会の記録に残ることは一切なかった。

 例えば、この日のスピーチの模様を伝えている十二月十四日の聖教新聞には、池田名誉会長が大河ドラマ「義経」に言及したことのみが掲載されている。

〈花の義経のごとく攻めに攻め抜け!〉

 という大見出しの下、

〈義経の心意気は、学会精神にも通じる〉

〈青年部は、「花の義経」のごとく、勢いをもって・・・・(後略)〉

 といった表現が見受けられるのだが、直接、出演者と創価学会の関係に言及した件はどこにも見つけられないのだ。

「それはタッキーたちが所属しているプロダクションの手前を考えて、紙面から削除されたのです」

 と説明するのは、別の参加者である。

「毎回、本部幹部会での名誉会長のスピーチは、ビデオに撮られて、全国の千の会館に配信されます。会員達がビデオを見られるように翌日から三日間で何度も放映されているのです。それで累計三百万人の会員が池田名誉会長のスピーチを聴いているといわれるのですが、この発言はそのビデオの中からもカットされていたのです」

 つまり、発言を知っているのは、その発言を耳で問いた幹部たちのみ。それでも、人の口に戸は立てられないもので、年をまたいでジワジワと噂が広がっていたのだが、果たしてこの発言は事実だったのか。

 まず、義経の恋人、絶世の美女、静御前を演じる石原さとみ(十八)の場合──。彼女の父親は創価学会の現役の本部職員で、母親も、かつて学会の金庫番と呼ばれた大幹部の秘書を務めた経験を持っている。いわば創価学会のサラブレッドで、池田名誉会長の覚えもめでたく、将来、広告塔となることが確実視されている人材だそうだ。所属しているプロダクションも、

「創価高校に在学しているのは事実ですし、また両親が創価学会員ということも聞いております。しかし、静御前の役を頂いたのは、今まで一つ一つの仕事をきちんとこなしてきたからで、創価学会の後ろ盾があったとは思いません・・・・」

 一方、史上最年少で大河ドラマの主役に抜擢されたタッキーのジャニーズ事務所は、怪訝な反応。

「初耳です。彼は事務所の行事などで、普通に神社などにお参りもしますし・・・・。ただ、今はロケで本人と連絡が付かないので確認ができません」

 しかし、滝沢の実家は、聖教新聞を購読する熱心な家庭として知られている。

 義経の幼馴染を演じる上戸彩(十九)も同様に、両親がともに学会員。所属のオスカープロモーションの担当者がいう。

「小さい頃から、ご両親に連れられて創価学会の集会に出ていたようです。今回共演する滝沢さんや石原さんが学会員だということは知っていますが、上戸の場合、芸能界デビューしてからは忙しくて、とても集会に行く暇がないようです。たまたま、親が会員で上戸も会員になっているのかもしれませんが、広告塔という事実はありません」

 と、各々、信仰の姿勢に若干の濃淡はあるものの、池田名誉会長の発言通り、立派な創価学会員であることは間違いなかったのだ。

照準は「創価学会」

 ではなぜ、大河ドラマのヒーローとヒロインに加え、重要な脇役までもが揃いも揃って創価学会という異例の配役が行われたのか。

「プライバシーに閲しますことについては、お答えを差し控えさせていただきます」

 というのが、NHK広報局の答えだ。

 しかしいくら公称八百万世帯を誇る巨大な創価学会といえども、全てを偶然のいたずらと片付けてしまうには確率を計算するまでもなく、やや無理がある。

「偶然にしては少々、出来すぎていやしませんか」

 と、指摘するのは、放送評論家の志賀信夫氏である。

「ちょっとおかしいですよね。言うまでもなく、大河ドラマはNHKドラマ部の総力を結集して作られる看板番組で、キャスティングはプロデューサーを中心にして決められているはずです。ひょっとすると、制作サイドの裏方の方に、創価学会の関係者がいて、ある策動を行っているのではないか、そんな風に疑ってしまうような妙な配役です。いずれにせよ、公共放送の看板番組が特定の宗教色に染まってしまったのは由々しき事態ですな」

 配役表を一日見て、よりストレートな動機を見つけたのは、元NHKのドラマ部OB氏だ。

「今年の大河は、演出を黛りんたろうが担当していることや、松平健、高橋英樹、平幹二朗といった超大物を脇に使ったことで、ここ数年で一番、力が入っているとわかります。決して失敗しない手堅い布陣を敷いている制作サイドが、まさか主役級の三人の背景を知らないはずがありませんよ」

 OB氏が話を続ける。

「実は大河というのは、以前から、物語の舞台である地域でNHKがイベントを起こし、キャンペーンを行うのが恒例です。例えば、宮本武蔵なら岡山、新選組なら東京の日野市といったように、地域やその住む住民に照準を合わせるのです。今回は創価学会という集団に照準を合わせたわけです。その証拠に、広末涼子の出産で、穴の問いた静御前役に石原さとみをあてると発表したのは、撮影開始のわずか三カ月前の昨年七月末。ダメ押しのように一番、学会色の強い彼女をヒロインに据えたでしょ」

 ちなみにちょうどこの頃、紅白の元プロデューサーの制作費着服疑惑が発覚し、世間には激しいNHK批判が巻き起こっていた。

学会芸能人の急増

 NHK関係者がいう。

「もちろん創価学会を揃えた目的には、視聴率アップもありますが、同時に、NHKが批判されると必ず始まる受信料の不払い運動を少しでも抑えようという狙いもあったのでしょう。同じ創価学会員が看板番組に出ていることで、不払いをやめる世帯が出ることを期待したための三枚看板だったとも映るのです」

 むろん、池田名誉会長が喜んでスピーチしたことからもわかる通り、NHKサイドの都合ばかりでなく、創価学会にとっても大河のメインキャストに学会員が出演するメリットは計り知れない。

 ジャーナリストの乙骨正生氏が解説する。

「例えば、NHKの道中でござる″の主役をやっている桜金造さんも学会員ですが、あの手の番組でさえ、信者の広報宣伝活動の際、ちょっとした会話のキッカケを作るのにとても役立つそうです。桜さんも会員なんですよ″とかね。まして、ジャニーズの滝沢、アイドルの上戸、石原が大河に出ていれば、どれだけのアピールになるのか・・・・。創価学会は八百万世帯と威張っていますが、組織を維持するためには、どんどん若年層を取り込まねばなりません。視聴率を欲するNHKと学会の利害は完全に一致しているのです」

 では、創価学会が芸能人戦術を用いるようになったのはいつからか。ジャーナリストの段勲氏の話。

「芸能人の会員を聖教新聞が大々的に取り上げるようになったのは昭和六十二年からです。当時は、真如苑が沢口靖子を広告塔にして、信者をドンドン獲得していった。それで聖教新聞も著名人、芸能人を五月雨式に紹介していくようになったわけです。私は六年前、創価学会を脱会した杉田かおるにインタビューをしたことがありましたが、事情を聞くと、学会の芸能人は、芸術部に所属し、国政選挙や都議選などで公明党の応援に頻繁に駆り出されていたそうです。スケジュール表を学会本部から渡され、飛び歩いたため、選挙期間中は全くといっていいくらい芸能活動はできなかったと言っていました」

 公明党の応援日程を創価学会が調整している政教一致の問題は横に置くとして、目下、芸術部のトップに君臨するのはご存じ、久本雅美副部長。彼女が自ら折伏した柴田理恵を始め、長井秀和、はなわ、山田花子など、若手のお笑い芸人を中心に創価学会員の輪は急増中だという。

氷川きよしの「登壇」

 今年は創価学会の創立75周年という節目の年。しかも「青年・拡大の年」に位置づけられ、七月には東京都議選挙が控えている。いかに芸能人が選挙戦術に利用されるかを説明するのは、元創価学会の芸術部書記長、古谷博氏である。

「公明党の支持者獲得のために選挙期間中、学会員は、競ってF票(フレンド票)獲りに走り回ります。このとき、若いサラリーマンやOLといった浮動層に効果のあるのがささやき路線″と呼ばれる戦術なのです。例えば、友人と喫茶店で話すときに、あのお笑いの長井秀和ってね、公明党の支持者なのよ″と囁く。これだけですごく効果があがるのです」

 芸能人の名前一つで一票の行方が左右されるとは、深刻な民主主義の危機に違いない。元創価学会の広報部副部長を務めた小川頼宣氏もこういう。

「今まで学会の最大の弱点は、会員が熱心にアピールすればするほど一定の割合で創価学会を拒む拒否層″が生まれてしまうことでした。ところが、最近、拒否層を増やさない唯一のアピール方法がわかったのです。それが芸能人を使っての好感度アップでした。ますますテレビで活躍する芸能人が重宝されるようになっセきたわけです」

 創価学会に所属することが芸能人たちにとっても、現世利益を得ることに繋がっていると分析するのは芸能評論家の肥留間正明氏である。

「売り出したばかりの演歌歌手を抱えたプロダクションの社長から聞いたのですが、特に演歌の場合など、学会員であるほうが有利なことが多いのだそうです。学会の応援団が付きますし、学会系の団体からイベントに呼ばれる機会も増えるというのです。さらにある程度まで売れてテレビに出られるようになれば、面倒見のいい久本雅美が何かと応援してくれますし・・・・」

 と、まあ、創価学会と芸能人、テレビ局は奇妙な共生関係を築いているのである。

 さて、年が明けた一月七日。年初一回目となる本部幹部会では、やはり千人の聴衆を前に池田名誉会長が熱弁を振るい、「間違いないっ!」と、長井秀和の口真似をしてみせて、満座の笑いを誘って上機嫌だったそうだ。

 実は長井秀和のこの台詞、もともと、池田名誉会長の口癖を盗んだという説があるくらいで、どちらが本家かはわからないが、この本部幹部会では、池田スピーチの後に長井秀和本人と滝沢秀明、さらに演歌界のプリンス、氷川きよしの三名が登壇。池田名誉会長から救助の言葉を受け取ったという。創価学会の芸能界浸蝕はどこまで進むのか。
posted by 爲藏 at 00:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 報道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。